令和8年 予備試験 短答式 行政法 第19問ア 解説
問題
訴えの利益に関する次のアからエまでの各記述について、最高裁判所の判例に照らし、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ア.建築基準法に基づく建築確認を受けた建築物の工事が完了した場合は、当該建築確認の取消しを求める訴えの利益は失われる。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
建築確認は工事に着手するための法的要件にすぎず、工事完了により確認の取消しを求める訴えの利益は消滅する(最判昭59.10.26)。これに対し、市街化調整区域内の開発許可のように、工事完了後も建築制限解除という法的効果が残る処分では訴えの利益が存続する(最判平27.12.14)点と区別すること。
結論
選択肢1が正しい。建築確認は、当該建築物の建築が建築基準法等の関係規定に適合するものであることを確認する行為であり、工事が完了してしまえば、確認を取り消しても工事続行の適法性という判断対象が失われるため、取消しを求める訴えの利益は消滅する。
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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
