令和8年 予備試験 短答式 行政法 第15問エ 解説
問題
国家公務員法(以下「法」という。)に基づく職員の懲戒処分と裁量審査について述べた最高裁判所昭和52年12月20日第三小法廷判決(民集31巻7号1101頁。以下「本判決」という。)に関する次のアからエまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
エ.本判決は、裁判所において、懲戒処分をすべきであったかどうか又はいかなる処分を選択すべきであったかについて検討した結果と実際にされた懲戒処分とを比較して、当該懲戒処分がその結果より重い場合には、当該懲戒処分につき、裁量権を逸脱し又はこれを濫用したとして、違法であると判断すべきものであるとした。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
懲戒処分の裁量統制について、判例は裁判所が懲戒権者に代わって判断し比較する方式を明確に否定し、社会観念上著しく妥当性を欠くかという審査基準(社会観念審査)を採用したことを正確に区別して覚える。
結論
選択肢2が正しい。本判決(最判昭和52年12月20日、神戸税関事件)は、裁判所が懲戒権者に代わって自ら処分の当否や処分の種類を判断し、その結果と実際の処分を比較して軽重を論じるという審査方法を明確に否定しており、設問エの記述はこの判旨と正反対の内容を述べているため誤りである。
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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
