令和8年 予備試験 短答式 憲法 第10問イ 解説
問題
地方自治に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
イ.憲法第94条は、地方公共団体は法律の範囲内で条例を制定することができると規定しているが、判例によれば、条例が法律と同一の目的で法律よりも厳しい規制基準を定めているとしても、そのことから直ちに条例が法律に違反することにはならない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
徳島市公安条例事件判決は、条例が国の法令に違反するかどうかは両者の対象事項・目的・内容・効果を比較し、法令が全国一律の規制を意図しているか、地方の実情に応じた別段の規制を許容する趣旨かを実質的に判断すべきとした。単に規制対象や基準が重なっているだけで違反とはならない。
結論
正しい。判例(徳島市公安条例事件、最大判昭和50年9月10日)は、条例が国の法令と同一の目的で規制していても、法令が必ずしも全国一律の規制を意図するものでなく、地方の実情に応じて別段の規制を施すことを容認する趣旨であると解されるときは、条例が国の法令より厳しい基準を定めていても、その条例は国の法令に違反しないとした。したがって本記述は正しく、選択肢1が正解となる。
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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
