SaySayLaw無料で演習する

令和7年 予備試験 短答式 憲法 第4問ウ 解説

令7予備 第4問ウ憲法表現の自由の過去問

問題

表現の自由に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.公立図書館において、図書館資料の選択は職員の専門的な判断に委ねられており、職員が閲覧に供されている図書を著作者の思想や信条を理由に廃棄したとしても、当該著作者はその思想、意見等をその著作物によって公衆に伝達する機会を完全に奪われたわけではないから、その廃棄行為は国家賠償法上違法とはならない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
船橋市西図書館事件判決は、公立図書館の職員が著作者の思想・信条を理由に図書を廃棄する行為は著作者の人格的利益を侵害し国家賠償法上違法となるとした。「完全に機会を奪われていない」という理屈は判例が採らないロジックである。

結論

選択肢2が正しい(本記述は誤り)。最高裁は、公立図書館の職員が閲覧に供されている図書を著作者の思想・信条を理由に廃棄する行為は、著作者が著作物によって思想等を公衆に伝達する利益を違法に侵害するものとして国家賠償法上違法となりうるとしており、本記述のように「完全に機会を奪われたわけではないから違法とならない」とは判示していない。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。