令和7年 予備試験 短答式 行政法 第21問ウ 解説
問題
抗告訴訟に関する次のアからエまでの各記述について、行政事件訴訟法(以下「法」という。)又は最高裁判所の判例に照らし、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.自衛隊機の運航の差止めを求める訴えについては、法第3条第7項の差止めの訴えの対象となる「一定の処分」を観念することができないから、無名抗告訴訟として適法とされる余地があるかどうかはともかく、同項の差止めの訴えとしては不適法である。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
自衛隊機の運航に関する防衛大臣の権限の行使は、その運航に必然的に伴う騒音等について周辺住民に受忍を義務付けるものであるから公権力の行使に当たる行為であり、差止対象も裁判所の判断が可能な程度に特定されているとして、法3条7項の「一定の処分」該当性が認められた(厚木基地第4次訴訟・最判平28.12.8)。
結論
選択肢2が正しい。自衛隊機の運航に関する防衛大臣の権限の行使は公権力の行使に当たる行為であり、法3条7項の差止めの訴えの対象となる「一定の処分」を観念できるとするのが判例であるから、記述ウは誤っている。
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出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
