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令和6年 予備試験 短答式 民法 第9問 解説

令6予備 第9問民法弁済・相殺の過去問

問題

弁済に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.種類債務の債務者が他人の物を弁済として引き渡し、債権者がその物の所有権を取得することができない場合であっても、債権者がその物を善意で消費したときは、その弁済は、有効である。 イ.債務者が1個の債務について元本のほか利息及び費用を支払うべき場合において、債務者がその債務の全部を消滅させるのに足りない給付をしたときは、当事者間の別段の合意がない限り、これを順次に費用、利息及び元本に充当しなければならない。 ウ.真正なキャッシュカードを盗取した者が、機械払の方法により当該キャッシュカードに係る預金の払戻しを受けたときは、当該払戻しが受領権者としての外観を有する者に対する弁済として有効となることはない。 エ.債務者が、債権者との間で、その負担した給付に代えて他の給付をすることにより債務を消滅させる旨の契約をしたときであっても、債務者は、当初負担した給付をして債務を消滅させることができる。 オ.後順位抵当権者は、先順位抵当権者の意思に反して先順位抵当権の被担保債権の弁済をすることができない。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア エ
  3. ③イ エ
  4. ④イ オ
  5. ⑤ウ オ正解

解説

要点
受領権者としての外観を有する者に対する弁済(478条)は機械払による払戻しにも適用され得ること、後順位抵当権者は先順位抵当権の被担保債権の弁済につき『正当な利益を有する第三者』(474条2項・3項)に当たり、債権者の意思に反しても弁済できることを押さえる。

結論

誤っているのはウとオであり、選択肢5が正解である。ウは盗取されたキャッシュカードによる機械払でも受領権者としての外観を有する者への弁済(478条)として有効となり得るとした判例に反し、オは後順位抵当権者が先順位抵当権者の意思に反しても被担保債権を弁済できることを見落としている。

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出典:法務省「令和6年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。