令和6年 予備試験 短答式 民法 第7問 解説
問題
質権に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.質権者は、質権設定者の承諾を得なければ、質物について、自己の債務を被担保債権として質権を設定することができない。
イ.動産質権者は、質物から生ずる果実を収取し、他の債権者に先立って、これを自己の債権の弁済に充当することができる。
ウ.動産質権者は、質権設定者の承諾を得なくても、質物の保存に必要な使用をすることができる。
エ.不動産質権の目的である不動産の管理の費用は、設定行為に別段の定めがないときは、不動産質権者が負担する。
オ.質権は、設定行為に別段の定めがないときは、質物の隠れた瑕疵によって生じた損害の賠償を担保しない。
- ①ア エ
- ②ア オ正解
- ③イ ウ
- ④イ オ
- ⑤ウ エ
解説
要点
転質は責任転質であれば質権設定者の承諾なく可能(民法348条)であり、質権の被担保債権の範囲は民法346条により原則として債務不履行・隠れた瑕疵による損害賠償まで広く及ぶ(別段の定めがあれば縮減できる)という2点を正確に覚えること。
結論
誤っているのはアとオであり、選択肢2が正しい。アは転質(民法348条)が質権設定者の承諾なく行える責任転質を認めている点で誤り、オは民法346条の原則(別段の定めがない限り瑕疵損害賠償も担保する)を逆に述べている点で誤りである。
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出典:法務省「令和6年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
