令和6年 予備試験 短答式 民事訴訟法 第40問 解説
問題
鑑定に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.鑑定人に対する質問は、順序の変更をしない限り、鑑定の申出をした当事者、他の当事者、裁判長の順序でする。
イ.裁判所は、映像と音声の送受信により相手の状態を相互に認識しながら通話をすることができる方法によっては、鑑定人に口頭で意見を述べさせることはできない。
ウ.裁判所は、鑑定人が書面で意見を述べた後は、その鑑定人に更に意見を述べさせることはできない。
エ.裁判所は、同一の鑑定事項について、同時に複数の鑑定人を指定して、意見を述べさせることができる。
オ.裁判所は、弁論準備手続の期日において、鑑定のために必要な事項について、当事者及び鑑定人と協議をすることができる。
- ①ア ウ
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④イ エ
- ⑤エ オ正解
解説
要点
鑑定人に対する質問の順序は証人尋問(交互尋問)と異なり、民訴法215条の2第2項により、まず裁判長が質問し、その後に鑑定の申出をした当事者・他の当事者の順となる。また、鑑定人は書面陳述後も更に意見を述べさせることができ(215条3項)、映像と音声の送受信による方法での口頭意見陳述も認められる(215条の3)。
結論
正しいのはエとオであり、選択肢5が正解である。同一鑑定事項について複数鑑定人を指定できる点(エ)、弁論準備手続期日で鑑定に必要な事項につき当事者・鑑定人と協議できる点(オ)はいずれも条文・実務上認められている。
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出典:法務省「令和6年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
