令和6年 予備試験 短答式 商法 第19問 解説
問題
新株予約権に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.新株予約権付社債に付された新株予約権を行使することができる期間の終期は、当該新株予約権付社債の償還の期限と一致するように定めなければならない。
イ.募集新株予約権の引受けの申込みをした者は、割当日に、株式会社が割り当てた募集新株予約権の新株予約権者となる。
ウ.株式会社は、株主に対して新たに払込みをさせないで当該株式会社の新株予約権の割当てをすることができる。
エ.株式会社は、譲渡による譲渡制限新株予約権の取得を承認しない旨の決定をしたときは、当該譲渡制限新株予約権を買い取る者を指定し、又は当該譲渡制限新株予約権を買い取らなければならない。
オ.株式会社は、取得条項付新株予約権の内容に基づき当該取得条項付新株予約権を取得するのと引換えに、当該取得条項付新株予約権の新株予約権者に対して分配可能額を超える額の金銭を交付することができない。
- ①ア イ
- ②ア エ
- ③イ ウ正解
- ④ウ オ
- ⑤エ オ
解説
要点
新株予約権付社債に付された新株予約権の行使期間について、会社法は償還期限と一致させることも償還期限以前とすることも要求していない(旧商法の規制は廃止)。また、譲渡制限新株予約権の譲渡不承認には株式のような買取義務・指定買取人制度はなく、取得条項付新株予約権の取得対価にも分配可能額規制の明文はない。株式との相違点として整理する。
結論
正しいのはイとウであり、選択肢3が正解である。イは募集新株予約権の申込者が割当日に新株予約権者となるという会社法の明文規定どおりであり、ウは新株予約権の無償割当てが会社法上明文で認められているためである。
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出典:法務省「令和6年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
