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令和5年 予備試験 短答式 民法 第8問 解説

問題

履行遅滞に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.取立債務の履行について確定期限がある場合には、債権者が取立行為をしないときであっても、債務者は、その期限の到来した時から遅滞の責任を負う。 イ.債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来後に履行の請求を受けた時又はその期限の到来を知った時のいずれか早い時から遅滞の責任を負う。 ウ.返還時期の定めがない消費貸借において、貸主が相当の期間を定めないで催告をしたときは、借主は、その催告後相当の期間を経過した時から遅滞の責任を負う。 エ.債権者が受益者に対する詐害行為取消請求に係る訴えにおいて受領金の返還を請求したときは、その受領金の返還債務は、その請求を認容する判決の確定時に遅滞に陥る。 オ.不法行為に基づく損害賠償債務は、催告を要することなく、損害の発生と同時に遅滞に陥る。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア エ正解
  3. ③イ ウ
  4. ④イ オ
  5. ⑤エ オ

解説

要点
確定期限のある取立債務でも、債権者の取立て(受領のための協力行為)がない限り期限到来だけでは遅滞にならないこと、詐害行為取消請求に基づく受領金返還債務は判決確定時ではなく履行の請求時(訴状送達等)から遅滞に陥ることを押さえる。

結論

誤っているのはアとエであり、選択肢2が正解である。アは取立債務における履行遅滞の要件を誤り、エは詐害行為取消請求に基づく返還債務の遅滞発生時期を誤っている。

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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。