令和5年 予備試験 短答式 民法 第4問 解説
問題
相隣関係に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.土地の所有者が、その所有地の水を通過させるため、高地又は低地の所有者が設けた工作物を使用するには、その所有者の同意を得なければならない。
イ.土地の所有者は、雨水が隣地に直接注ぐ構造の工作物を設けてはならない。
ウ.土地の所有者は、隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その竹木の所有者の同意を得なければ、その根を切り取ることができない。
エ.境界標の設置の費用は、相隣者が土地の広狭に応じて分担する。
オ.土地の所有者がその境界付近に存する建物を修繕するため必要な範囲内で隣地を使用する場合、隣地の所有者は、それにより損害を受けたときは、その償金を請求することができる。
- ①ア エ
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④イ オ正解
- ⑤ウ エ
解説
要点
相隣関係の条文は「同意が必要か」「費用負担は等分か広狭比例か」を条文ごとに正確に区別して覚える。特に209条・221条は同意不要で使用でき、竹木の根は自ら切除できる点が頻出のひっかけ。
結論
正しいのは記述イと記述オであり、選択肢4が正解である。イは民法218条の雨水直注工作物の禁止そのものであり、オは民法209条1項・4項の隣地使用権における償金請求の規定と一致する。
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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
