令和5年 予備試験 短答式 民法 第5問 解説
問題
用益物権に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.地上権設定契約において地上権の譲渡を禁止する旨が合意された場合であっても、地上権の譲渡は、その効力を妨げられない。
イ.法定地上権を取得した者は、その地上権の目的である土地の所有者に対して地代を支払うことを要しない。
ウ.無償の永小作権は、設定することができない。
エ.地役権は、存続期間を定めないで設定することができる。
オ.入会権の行使を妨害する者に対する妨害排除請求権の行使は、別段の慣習がない限り、入会団体の構成員の全員でしなければならない。
- ①ア ウ
- ②ア エ
- ③イ ウ
- ④イ オ正解
- ⑤エ オ
解説
要点
法定地上権は無償ではなく地代支払義務があり(民法388条後段)、入会権に基づく妨害排除請求は入会権の保存行為に当たるとして各構成員が単独で行使できる(最判昭57.7.1)。
結論
誤っている記述はイとオであり、選択肢4が正解である。イは法定地上権に地代支払義務がある点を見落としており、オは入会権に基づく妨害排除請求を各構成員が単独で行使できるとする判例に反する。
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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
