令和5年 予備試験 短答式 憲法 第5問イ 解説
問題
労働基本権に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
イ.労働組合は、憲法第28条が団結権を保障する効果として、組合員に対する統制権を有するから、労働組合が、地方議会議員の選挙に当たり、統一候補を決定して組合を挙げて選挙運動を推進している場合に、組合の方針に反して立候補しようとする組合員に対し、立候補の取りやめを要求し、これに従わないことを統制違反として処分することは許される。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
労働組合の統制権は組合員の重要な権利(立候補の自由)を制約するには限界があり、統一候補への同調を強制し立候補取りやめを要求して従わない場合に処分することは違法である(三井美唄労組事件)。
結論
選択肢2が正しい(本記述は誤り)。最高裁は、労働組合が統一候補を決定して選挙運動を行うこと自体は許されるが、組合の方針に反して立候補しようとする組合員に対し立候補の取りやめを要求し、これに従わないことを理由に統制違反として処分することは、組合員個人の立候補の自由を不当に制約するものであり、統制権の限界を超え違法であるとした。
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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
