令和5年 予備試験 短答式 行政法 第23問エ 解説
問題
国家賠償法第1条に関する次のアからエまでの各記述について、最高裁判所の判例に照らし、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
エ.税務署長が所得税の更正において所得金額を過大に認定した場合において、当該税務署長が職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と更正をしたと認め得るような事情があるときには、当該更正は、国家賠償法第1条第1項の適用上、違法の評価を受ける。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
税務署長の更正処分が結果的に所得金額を過大に認定したというだけでは国賠法上違法とならず、職務上通常尽くすべき注意義務を尽くさず漫然と処分した場合に初めて国賠法1条1項の違法評価を受ける(最判平成5年3月11日)。
結論
選択肢1が正しい。判例は、税務署長の所得税更正が結果的に所得金額を過大に認定していたとしても、そのことから直ちに国家賠償法上違法となるものではなく、税務署長が職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と更正をしたと認め得るような事情がある場合に限り、国家賠償法第1条第1項の適用上違法の評価を受けるとしている。
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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
