令和5年 予備試験 短答式 憲法 第4問ア 解説
問題
職業の自由に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ア.職業の自由に対する規制措置が憲法上是認されるかどうかは、具体的な規制措置について、規制の目的、必要性、内容、これによって制限される職業の自由の性質、内容及び制限の程度を検討し、これらを比較考量した上で慎重に決定されなければならず、それは、第一次的には立法府の権限と責務であるから、裁判所としては、規制の目的が公共の福祉に合致するものと認められる以上、立法府の判断がその合理的裁量の範囲にとどまる限り、その判断を尊重すべきである。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
本記述は薬事法距離制限事件判決(最大判昭50.4.30)が冒頭で示した職業の自由の規制に関する一般的枠組み(総合的比較考量、判断は第一次的に立法府の権限と責務、裁判所は合理的裁量の範囲内なら尊重)の引用であり、判例の趣旨に合致する。同判決はこの一般論に続けて許可制・消極目的規制について実質的審査を行った点、小売市場事件(最大判昭47.11.22)の明白性の原則と対比して押さえる。
結論
本記述は、最高裁判所大法廷が薬事法距離制限事件判決で示した職業の自由に対する規制の合憲性審査の一般的枠組みをほぼそのまま引用したものであり、判例の趣旨に合致するため正しい。選択肢1が正解である。
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出典:法務省「令和5年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
