令和4年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第24問オ 解説
問題
違法収集証拠排除法則に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものには1を、誤っているものには2を選びなさい。ただし、判例がある場合には、それに照らして考えるものとする。
オ.違法な逮捕に引き続く身体拘束中に覚醒剤使用の証拠となる尿を被疑者が任意提出した場合、逮捕が覚醒剤使用ではなく窃盗を理由とするものであれば、尿の証拠能力は否定されない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
違法収集証拠排除法則における違法性の承継は、先行する逮捕手続の違法の重大性とその後の証拠収集行為との関連性により判断され、逮捕の被疑事実の罪名(窃盗か覚醒剤使用か)が異なることは、それ自体で証拠能力を左右する決定的要素ではない。
結論
選択肢2が正しく、記述オは誤りである。逮捕の理由が窃盗であっても、逮捕手続自体に重大な違法があれば、それに引き続く身体拘束中に任意提出された尿の証拠能力は否定されうるため、「逮捕の理由が覚醒剤使用でなく窃盗であれば当然に証拠能力は否定されない」とは言えない。
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出典:法務省「令和4年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
