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令和3年 予備試験 短答式 民法 第7問 解説

問題

債権者代位権に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.債権者が債務者に属する権利を行使するためには,被保全債権がその権利の発生の前の原因に基づいて生じたものでなければならない。 イ.債権者は,債務者に属する権利であって差押えを禁じられたものについては,行使することができない。 ウ.債権者は,被代位権利の行使に係る訴えを提起したときは,遅滞なく,債務者に対し,訴訟告知をしなければならない。 エ.債権者は,債務者が第三者に対して負う債務に係る消滅時効の援用権を代位行使することができない。 オ.債権者が被代位権利の行使の事実を債務者に通知した場合であっても,債務者は被代位権利を行使することができる。
  1. ①ア イ
  2. ②ア エ正解
  3. ③イ オ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
被保全債権の発生時期制限(被保全債権が行為前の原因に基づくこと)は詐害行為取消権(424条3項)の要件であり、債権者代位権にはない。また消滅時効の援用権は債務者に属する権利として代位行使の対象になる(最判昭43.9.26)。

結論

誤っているのはアとエであり、選択肢2が正しい。アは詐害行為取消権の要件を債権者代位権に混同したものであり、エは判例上、消滅時効の援用権も代位行使の対象となる点を誤って否定している。

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出典:法務省「令和3年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。