令和3年 予備試験 短答式 民法 第12問 解説
問題
不法行為に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.未成年者が他人に損害を加えた場合,その未成年者の親権者が損害賠償責任を負うことはあっても,未成年者が損害賠償責任を負うことはない。
イ.故意又は過失によって一時的に自己の行為の責任を弁識する能力を欠く状態を招いた者は,その状態にある間に他人に加えた損害について賠償責任を負う。
ウ.使用者が被用者の加害行為につき使用者責任に基づいて第三者に損害賠償をした場合であっても,使用者の被用者に対する求償権は生じない。
エ.請負人がその仕事について第三者に損害を加えた場合,注文又は指図について過失のない注文者は,その第三者に対する損害賠償責任を負わない。
オ.人の生命又は身体を害する不法行為による損害賠償請求権は,時効によって消滅しない。
- ①ア エ
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④イ エ正解
- ⑤ウ オ
解説
要点
責任能力があれば未成年者本人も709条責任を負う(712条は免責規定にすぎない)こと、713条ただし書の原因において自由な行為の理論、715条3項の求償権、716条の注文者責任、724条の2は時効期間の伸長にすぎず消滅時効自体は生じることを押さえる。
結論
正しいのはイとエであり,選択肢4が正解である。イは民法713条ただし書の原因において自由な行為の規定そのものであり,エは民法716条本文・ただし書の内容と合致する。
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出典:法務省「令和3年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
