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令和3年 予備試験 短答式 行政法 第19問ア 解説

令3予備 第19問ア行政法取消訴訟の訴訟要件の過去問

問題

訴えの利益に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.土地改良事業施行認可処分の取消訴訟の係属中にその事業計画に係る工事及び換地処分が完了したときは,事業施行地域を原状に回復することは社会通念上不可能であり,当該処分の取消しを求める法律上の利益は消滅する。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
土地改良事業施行認可処分の取消訴訟では、工事及び換地処分が完了し原状回復が社会通念上不可能となっても、認可処分が取り消されれば施行者は法律上原状回復義務を負うから訴えの利益は消滅せず、不能であることは行訴法31条の事情判決で考慮すべき事柄にとどまる(最判平成4年1月24日)。

結論

選択肢2が正しい。土地改良事業の施行認可処分の取消訴訟において、事業計画に係る工事及び換地処分が完了し、事業施行地域を原状に回復することが社会通念上不可能となったとしても、当該処分の取消しを求める法律上の利益は消滅しない、というのが最高裁判例(最判平成4年1月24日)の立場である。記述は結論を逆に述べており誤り。

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出典:法務省「令和3年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。