令和3年 予備試験 短答式 憲法 第9問ウ 解説
問題
憲法第9条の解釈に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。
ウ.a.憲法第9条は,我が国が主権国として有する固有の自衛権まで否定するものではなく,自衛のために必要な最小限度の実力,すなわち自衛力の保持を禁じていない。b.個人の正当防衛の権利とは異なり,国家が固有の権利として自衛権を有するということはできない。
- ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
- ②そうでない
解説
要点
aの見解は「国家に固有の自衛権がある」ことを前提に自衛力保持は9条に反しないと説くのに対し、bは国家に個人と同様の固有の自衛権があること自体を否定するので、aの前提を突く批判になっている。
結論
bの見解はaの見解の前提(国家は個人の正当防衛権と同様に固有の自衛権を有する)そのものを否定しており、aの論理の出発点を崩す批判として機能する。したがって「批判となっている」場合に該当し、正解は選択肢1である。
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出典:法務省「令和3年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
