令和2年 予備試験 短答式 行政法 第23問ウ 解説
問題
不服申立てに関する次のアからエまでの各記述について,行政不服審査法に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.処分庁の上級行政庁である審査庁が,申請を却下し,又は棄却する処分を取り消す裁決をする場合に,当該審査庁は,当該申請に対して一定の処分をすべきものと認めるときは,処分庁に対し,当該処分をすべきことを命じなければならないが,この命令が発せられない場合に当該申請に対してどのような処分をするかについては,裁決の内容にかかわらず処分庁の判断に委ねられる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
審査庁が申請拒否処分を取り消す裁決をした場合、処分をすべき旨の命令(行政不服審査法46条2項1号)が発せられないときでも、処分庁は52条2項により裁決の趣旨に従って改めて申請に対する処分をしなければならず、処分庁の自由な判断に委ねられるわけではない。
結論
選択肢2が正しい。処分庁に対して処分をすべき旨の命令が発せられない場合であっても、処分庁は裁決の趣旨に従って改めて申請に対する処分をしなければならず(行政不服審査法52条2項)、「裁決の内容にかかわらず処分庁の判断に委ねられる」という記述は誤りである。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
