令和2年 予備試験 短答式 憲法 第12問ウ 解説
問題
次の対話は,憲法改正に関する教授と学生の対話である。教授の各質問に対する次のアからウまでの学生の各回答について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。教授.憲法第96条第1項は,「この憲法の改正は,各議院の総議員の3分の2以上の賛成で,国会が,これを発議し,国民に提案してその承認を経なければならない。」と規定しているが,この「総議員」の意味には争いがあって,①法定議員数と解する説と,②現に各議院に在職する議員数の総数とする説があるね。②説の根拠として考えられるものは何かな。
ウ.①説に対しては,棄権者が全て改正案に反対の意思と評価されてしまう点で妥当ではないとの批判が考えられます。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
96条1項の「総議員」を法定議員数と解すると、欠員や棄権者の分だけ分母が大きくなり、実質的に反対票と同視されてしまうという批判があり、これが現在議員数説の根拠となる。
結論
選択肢1が正しい。①法定議員数説を採ると、欠員や棄権によって実際に賛否を明らかにしていない議員まで分母に組み込まれ、結果として棄権者が改正反対の意思を示したのと同じ効果を生んでしまうため、この批判は②現に在職する議員数説を支持する根拠として妥当する。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
