令和2年 予備試験 短答式 刑法 第10問エ 解説
問題
盗品等に関する罪についての次のアからエまでの各記述を判例の立場に従って検討し, 正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
エ.親族間の犯罪に関する特例(刑法第244条)により刑が免除される犯人が窃取した物品は,「盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物」に当たらない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
親族間の犯罪に関する特例(刑法244条1項)による刑の免除は、判例・通説によれば一身的処罰阻却事由にすぎず窃盗罪の成立自体を否定しない。したがって、刑が免除される窃盗犯人が窃取した物も盗品等罪の客体たる「盗品」に当たる。
結論
誤り(選択肢2が正しい)。刑法244条1項の親族間の特例は刑を免除するだけで、窃盗罪の構成要件該当性・違法性・有責性は失われないため、窃取された物は依然として盗品等罪における「盗品」に当たる。
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出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
