平成30年 予備試験 短答式 民法 第13問 解説
問題
いずれも婚姻をしていないA男とB女との間に子Cが生まれた。この場合に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.Aが成年被後見人であるとしても,AがCを認知するにはAの成年後見人の同意を要しない。
イ.AがCを認知した場合,Cの監護について必要な事項は,家庭裁判所がこれを定める。
ウ.Cは,Aが死亡した場合,認知の訴えを提起することができない。
エ.AがCを認知した後,AとBが婚姻したとしても,Cは嫡出子の身分を取得することはない。
オ.AがCを認知しない間にCが死亡した場合において,Cに未成年の子Dがあったときは,Dの承諾を得なくとも,AはCを認知することができる。
- ①ア ウ
- ②ア オ正解
- ③イ ウ
- ④イ エ
- ⑤エ オ
解説
要点
認知は身分行為であり成年被後見人でも法定代理人の同意なく単独でできる(780条)。死亡した子は直系卑属があるときに限り認知でき、その直系卑属が成年者であるときのみ承諾が必要(783条3項)であるから、直系卑属が未成年であれば承諾は不要である。
結論
アとオが正しく、選択肢2が正解である。認知は身分行為であるため成年被後見人でも単独でできること(780条)、死亡した子の認知は直系卑属があるときに限りできるが承諾が必要なのはその直系卑属が成年者であるときに限られること(783条3項)がポイントである。
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出典:法務省「平成30年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
