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平成29年 予備試験 短答式 刑法 第9問オ 解説

問題

次のアからオまでの各事例における甲の罪責について,判例の立場に従って検討し,( )内の犯罪が既遂になる場合には1を,未遂にとどまる場合には2を,既遂にも未遂にもならない場合には3を選びなさい。 オ.甲は,会社事務所にある現金を窃取する目的で,門塀に囲まれ,警備員が配置されて出入りが制限されている同事務所の敷地内に塀を乗り越えて立ち入ったが,同事務所の建物に立ち入る前に警備員に発見され敷地外に逃走した。(建造物侵入罪)
  1. ①犯罪が既遂になる正解
  2. ②未遂にとどまる
  3. ③既遂にも未遂にもならない

解説

要点
建造物侵入罪の客体には、門塀等の囲障で区画され管理者が出入りを制限している『囲繞地』も含まれるため、建物内に入らず敷地内に立ち入った時点で既遂となる。

結論

選択肢1が正しい。建造物侵入罪の客体である「建造物」には、門塀等で囲まれ管理者の意思により出入りが制限されている敷地(囲繞地)も含まれるため、甲が塀を乗り越えて敷地内に立ち入った時点で侵入行為は完了し、建物内に達していなくても既遂となる。

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出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。