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平成28年 予備試験 短答式 行政法 第21問ア 解説

問題

判決の効力に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.水俣病患者認定申請に対する応答処分をしない行政庁の不作為の違法確認を求める訴訟における違法と,当該認定申請に対する行政庁の応答処分の遅延による精神的損害につき賠償を求める国家賠償請求訴訟における違法は同じであるから,前者の訴訟に係る認容判決の既判力は,後者の訴訟の当事者及び裁判所に及ぶとされている。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
不作為の違法確認訴訟における『違法』(相当期間内に処分をすべき義務の不履行)と、国家賠償請求訴訟における『違法』(個別の国民に対する職務上の法的義務違反)は判断枠組みが異なり、訴訟物も異なるため、前者の認容判決の既判力は後者に及ばない。

結論

選択肢2が正しく、この記述は誤りである。最高裁は、不作為の違法確認訴訟における違法と国家賠償請求訴訟における違法とは必ずしも同一の概念ではないとしており、前者の認容判決の既判力が当然に後者の訴訟に及ぶとは判示していない。

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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。