平成28年 予備試験 短答式 行政法 第21問イ 解説
問題
判決の効力に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.AとBが同一周波の無線局の開設に係る免許をめぐって競願関係にある場合は,免許付与と免許申請拒否処分は表裏の関係にあるので,Bに与えられた免許が,Aの提起した免許取消訴訟に係る判決で取り消されると,免許申請拒否処分を受けたAには,取消判決の拘束力による再審査の結果,免許を与えられる可能性がある。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
競願関係にある処分では、一方への許可処分の取消しは他方への拒否処分と表裏一体であり、取消判決の拘束力(行政事件訴訟法33条)により行政庁は再度の審査義務を負い、その結果拒否された者に許可が与えられる可能性が生じる(最判昭和43年12月24日・東京12チャンネル事件)。
結論
選択肢1が正しい。競願関係にある免許申請では、一方への免許付与と他方への拒否処分は表裏一体の関係にあるため、免許付与処分が取消判決により取り消されると、その判決の拘束力により行政庁は改めて審査をやり直さざるを得ず、拒否処分を受けた者に免許が与えられる可能性が生じる。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
