平成28年 予備試験 短答式 行政法 第16問ウ 解説
問題
行政指導に関する次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.行政指導は法的拘束力を有しない事実行為に過ぎないことから,国家賠償法第1条第1項にいう公権力の行使には当たらず,違法な行政指導によって損害を受けた者は同法に基づき損害賠償請求をすることはできない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
国家賠償法1条1項の『公権力の行使』は、通説・判例実務上、純粋な私経済作用と公の営造物の設置管理作用を除く行政作用全般を広く含むと解されており、行政指導のような非権力的事実行為も含まれる。違法な行政指導により損害が生じれば国家賠償請求が可能である。
結論
選択肢2が正しい。行政指導は法的拘束力を持たない事実行為であるが、国家賠償法1条1項の『公権力の行使』には非権力的な行政作用も含まれると解されており、違法な行政指導によって損害を受けた者は国家賠償請求をすることができる。したがって記述ウは誤りである。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
