平成28年 予備試験 短答式 憲法 第12問ア 解説
問題
憲法改正について理論上一定の限界があるか否かについて限界説と無限界説とが対立しているが,次のアからウまでの各記述のうち,限界説の立場に立つ記述には1を,無限界説の立場に立つ記述には2を選びなさい。
ア.憲法規範に価値序列や段階性は認められず,「不変」「不可侵」「永久」等の語を用いて定めた改正禁止規定は,たやすく改正すべきではないとの考えを明らかにしたものである。
- ①限界説の立場に立つ記述
- ②無限界説の立場に立つ記述正解
解説
要点
限界説は憲法規範に価値の序列・段階性を認め、改正禁止規定を法的拘束力を持つものと解する。無限界説は憲法規範間に価値の序列・段階性を認めず、改正禁止規定を単なる政治的訓示・強い希望の表明にすぎないと解する。
結論
本記述は、憲法規範に価値序列や段階性は認められないとし、「不変」「不可侵」「永久」等の改正禁止規定を法的拘束力のあるものではなく単に「たやすく改正すべきではないとの考えを明らかにしたもの」(政治的訓示)と解している。これは憲法改正に法的な限界を認めない無限界説の立場であり、選択肢2が正しい。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
