平成28年 予備試験 短答式 憲法 第11問ア 解説
問題
違憲審査に関する次のアからウまでの各記述について,判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.第三者の所有物を没収する言渡しを受けた被告人は,当該第三者の権利を援用して,所有者に対し何ら告知,弁解,防御の機会を与えることなくその所有権を奪うことは憲法に違反する旨主張することはできない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
第三者所有物没収事件判決は、没収が被告人に対する附加刑であり、被告人は物の占有を失い、かつ所有者から賠償責任を問われる危険を負うから、所有者に告知・弁解・防御の機会を与えずに没収することが違憲であることを、被告人自身が上告理由として主張できるとした。
結論
選択肢2が正しい。判例は、被告人が第三者の所有物の没収を言い渡された場合、当該被告人自身が、所有者たる第三者に告知・弁解・防御の機会を与えないまま没収がなされたことの違憲性を主張できるとしている。したがって本記述は誤りであり、正解は「誤っている」である。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
