平成28年 予備試験 短答式 刑法 第4問オ 解説
問題
住居を侵す罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
オ.住居権者の意思に反して住居に立ち入った上,その後,退去を求められたにもかかわらず数日間にわたってその住居に滞留した場合には,住居侵入罪だけでなく,不退去罪も成立する。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
侵入行為による住居侵入罪(継続犯)が成立した後、退去要求を受けて居座り続けても不退去罪は別途成立せず、住居侵入罪一罪として評価される。不退去罪は適法に立ち入った者などが退去要求後も居座る場合の類型である。
結論
選択肢2が正しい。住居侵入罪は侵入時に既遂となりその後も退去するまで犯罪が継続する犯罪(継続犯)と解されており、侵入によって成立した住居侵入罪が継続している限り、退去要求後の居座りについて別途不退去罪が重ねて成立することはない。したがって「住居侵入罪だけでなく不退去罪も成立する」とする記述オは誤りである。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
