平成28年 予備試験 短答式 刑法 第4問エ 解説
問題
住居を侵す罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
エ.現金自動預払機が設置されている銀行支店出張所は,一般の利用客の立入りが許容されている場所であるので,同機を利用する客のキャッシュカードの暗証番号等を盗撮する目的で立ち入っても,平穏な態様での立入りであれば,建造物侵入罪が成立することはない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
建造物侵入罪の「侵入」は、外形的な立入態様の平穏性のみで決まるものではなく、判例は管理権者の意思に反する立入りか否かで判断する。盗撮等の不正目的を秘して一般客を装って立ち入った場合も、管理権者が真の目的を知れば立入りを許さないと認められれば侵入罪が成立する。
結論
選択肢2が正しい(記述エは誤り)。銀行支店出張所が一般に開放された場所であっても、キャッシュカードの暗証番号を盗撮する目的で立ち入る行為は、管理権者の意思に反する立入りとして建造物侵入罪が成立し得る。外見上平穏な態様であっても罪の成立は否定されない。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
