SaySayLaw無料で演習する

平成24年 予備試験 短答式 憲法 第2問ア 解説

平24予備 第2問ア憲法表現の自由の過去問

問題

国会議員の娘の離婚記事の出版差止めを認めた仮処分の保全異議に対する決定(東京地方裁判所平成16年3月19日決定,判例時報1865号18頁)と,その抗告審決定(東京高等裁判所平成16年3月31日決定,判例時報1865号12頁)との異同に関する次のアからウまでの記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.両決定は,いずれも,差止めの実質的要件について,北方ジャーナル事件判決(最大判昭和61年6月11日)を参照し,公共性,公益性,重大にして著しく回復困難な損害を被るおそれ,という3要件を用いた。
  1. ①正しい正解
  2. ②誤っている

解説

要点
国会議員の娘の離婚記事差止め事件では、地裁の保全異議決定・東京高裁の抗告審決定のいずれも北方ジャーナル事件判決の枠組みを参照し、公共性・公益性・重大にして著しく回復困難な損害のおそれという実質的要件を用いた。両決定の違いは要件論ではなく、その当てはめ(事実評価)にあり、高裁は仮処分を取り消して差止めを否定した。

結論

選択肢1が正しい。地裁の保全異議決定・東京高裁の抗告審決定はいずれも北方ジャーナル事件判決を参照し、公共性(公共の利害に関する事項か)、公益目的性、重大にして著しく回復困難な損害を被るおそれ、という実質的要件を用いて判断しており、用いた要件の枠組み自体に相違はない。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。