平成24年 予備試験 短答式 憲法 第8問イ 解説
問題
政党に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.政党は議会制民主主義を支える重要な存在であり,政党間の批判や論評は公共性の極めて強い事項である。したがって,ある政党が新聞紙上の広告で他の政党を批判した場合,それが名誉毀損に当たらない場合であっても,批判された政党は同じ新聞紙上に反論文を掲載する権利を有する。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
サンケイ新聞事件(最判昭和62年4月24日)は、政党間の批判が公共性の強い事項であることを認めつつも、名誉毀損等の不法行為が成立しない限り、反論文掲載請求権(反論権)は具体的な成文法上の根拠がない以上認められないとした。
結論
選択肢2が正しい。最高裁は、政党間の批判・論評が公共性の極めて強い事項であることは認めたが、それゆえに直ちに反論文掲載請求権(反論権)が認められるわけではなく、名誉毀損に当たらない場合には反論権は認められないとした。したがって設問の記述は誤りである。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
