平成24年 予備試験 短答式 刑法 第4問イ 解説
問題
次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,甲に( )内の犯罪の共同正犯が成立する場合には1を,教唆犯又は幇助犯が成立する場合には2を,間接正犯が成立する場合には3を選びなさい。
イ.甲は,乙が自宅で賭博場を開張して利益を得ていることを知り,乙の役に立とうと考え,乙に連絡することなく,乙の開張する賭博場にA及びBを誘引し,賭博をさせた。(賭博場開張図利罪)
- ①犯罪の共同正犯が成立する
- ②教唆犯又は幇助犯が成立する正解
- ③間接正犯が成立する
解説
要点
賭博場開張図利罪の実行行為は自ら賭博場を開張・主宰することであり、客を誘引したにすぎない甲は乙との意思連絡もないから共同正犯とはならず、片面的幇助犯(判例上肯定)として従犯が成立する。
結論
甲は乙の賭博場開張行為そのものを行っておらず、単に客を誘引したにすぎないため、乙の正犯行為に対する幇助犯にとどまる。共謀による意思連絡がないため共同正犯は成立せず、乙が規範的障害となることなく一方的に利用支配された関係にもないため間接正犯も成立しない。よって選択肢2が正しい。
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出典:法務省「平成24年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
