令和7年 司法試験 短答式 刑法 第10問エ 解説
問題
アからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
エ.甲は、警察官を装って盗品を喝取しようと考え、盗品を運搬中のAに対し、「警察の者だが、取調べの必要があるから、それを差し出せ。」と虚偽の事実を申し向けて同盗品の提出を求め、これに応じなければ直ちに警察署へ連行するかもしれない態度を示し、これによりAを畏怖させ、Aから同盗品の交付を受けた。この場合、甲の虚言もAを畏怖させる一材料となるから、甲に恐喝罪が成立する。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
欺罔的な言辞が用いられていても、それが相手方を畏怖させる手段として機能している場合には、詐欺罪ではなく恐喝罪が成立する。虚言の有無ではなく、交付の意思決定が畏怖に基づくか錯誤に基づくかで詐欺・恐喝を区別する。
結論
選択肢1(正しい)が正解である。甲は警察官を装う虚偽の事実(虚言)を用いてはいるが、それは専らAを畏怖させるための手段として機能しており、Aは畏怖の結果として盗品を交付しているから、恐喝罪が成立する。
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出典:法務省「令和7年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
