令和7年 司法試験 短答式 刑法 第10問ウ 解説
問題
アからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.甲は、Aから現金を強取しようと考え、Aに対し、社会通念上一般に反抗を抑圧するに足りる程度の脅迫を加えて現金を要求し、Aから現金5万円を受け取ったが、その際、同脅迫によりAは反抗を抑圧されるに至らなかった。この場合、現実にAが反抗を抑圧されるに至っていないから、甲に強盗未遂罪が成立するにとどまる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
強盗罪の既遂・未遂は、脅迫(暴行)が社会通念上一般に反抗を抑圧するに足りる程度のものであったかで判断し、被害者が現実に反抗を抑圧されたかどうかは問わない。財物の交付があれば既遂となる。
結論
選択肢2が正しい。強盗罪の既遂・未遂は、加えられた暴行・脅迫が社会通念上一般に反抗を抑圧するに足りる程度のものであったか否かで判断され、被害者が現実に反抗を抑圧されたか否かは問題とならない。本問では反抗抑圧に足りる程度の脅迫があり、それにより現金の交付を受けているから、強盗既遂罪が成立する。
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出典:法務省「令和7年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
