令和6年 司法試験 短答式 憲法 第15問ア 解説
問題
司法権に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ア.憲法第76条第1項にいう「司法権」には、民事事件及び刑事事件の裁判権だけでなく、行政庁の公権力の行使に対する不服の争訟などの行政事件の裁判権も含まれると解されている。このような考え方は、フランス、ドイツなどのヨーロッパ大陸諸国において採られてきた制度に由来する。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
行政事件裁判権を通常裁判所の司法権に含める「司法国家制」は英米法系(アメリカ)に由来し、フランス・ドイツなど大陸法系はむしろ行政事件を別系統の行政裁判所に委ねる「行政国家制」を伝統としてきた。
結論
記述アは誤りであり、正解は選択肢2である。行政事件の裁判権を憲法76条1項の「司法権」に含める考え方自体は正しいが、この考え方の由来をフランス・ドイツなどの大陸諸国の制度とする点が誤っている。
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出典:法務省「令和6年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
