令和5年 司法試験 短答式 憲法 第15問イ 解説
問題
内閣に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
イ.内閣総理大臣は、国会議員でなければならないから、国会議員の当選の効力に関する訴訟の結果、自己の当選が無効となったときは、憲法第70条の「内閣総理大臣が欠けたとき」に当たり、内閣は、総辞職をしなければならない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
内閣総理大臣は国会議員であることが在職中も要求されると解されており(憲法67条1項、議院内閣制の趣旨)、当選無効等により国会議員の地位を失えば憲法70条の「欠けたとき」に当たり、内閣は総辞職しなければならない。
結論
選択肢1が正しい。内閣総理大臣は憲法67条1項により「国会議員の中から」指名され、通説上、指名時のみならず在職中も国会議員であることが必要と解されている。したがって、当選訴訟の結果その当選が無効となり国会議員の地位を失えば、内閣総理大臣としての地位も維持できず、憲法70条の「内閣総理大臣が欠けたとき」に当たる。内閣は総辞職の義務を負う。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「令和5年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
