令和4年 司法試験 短答式 民法 第23問 解説
問題
契約の解除等に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.期間の定めのない使用貸借契約が締結された場合において、使用及び収益の目的を定めなかったときは、貸主は、いつでも契約を解除することができる。
イ.期間の定めのない動産賃貸借契約の賃貸人は、いつでも解約の申入れをすることができる。
ウ.請負人は、仕事の完成前であれば、いつでも損害を賠償して請負契約を解除することができる。
エ.期間の定めのある有償の委任契約の受任者は、期間の満了前に契約を解除することができる。
オ.無償の寄託契約が書面によって締結された場合、受寄者は、寄託物を受け取るまでは契約を解除することができる。
- ①ア イ
- ②ア エ
- ③イ ウ
- ④ウ オ正解
- ⑤エ オ
解説
要点
641条の任意解除権は注文者側にのみ認められ、請負人には認められない。また書面による無償寄託では、受寄者は寄託物受取前でも契約を解除できない(657条の2第2項ただし書)。
結論
誤っている記述はウとオであり、選択肢4が正しい。ウは請負契約の任意解除権が注文者にのみ認められることを見落とした誤り、オは書面による無償寄託の場合に受寄者の解除権が制限されることを見落とした誤りである。
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出典:法務省「令和4年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
