令和4年 司法試験 短答式 憲法 第10問イ 解説
問題
国家賠償請求に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
イ.公務員がその職務を行うに当たり、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えた場合、国は当該公務員に代位して賠償責任を負う。しかし、国会議員には憲法第51条で発言及び表決に対する免責特権が保障されているから、議員が国会で行った質疑等において個人の名誉を毀損する発言を行っても責任を問われることはないので、国が賠償責任を負うこともない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
国会議員の憲法51条免責特権は議員個人の民事・刑事責任を免除するにとどまり、国の国家賠償責任とは別問題。判例は、原則として国は責任を負わないが、職務と無関係な違法目的や虚偽を知りながらの発言など特別の事情があれば国家賠償法上違法となり得るとした。
結論
選択肢2が正しい。国会議員が憲法51条により個人としての法的責任を免除されることと、国が国家賠償責任を負うか否かは別の問題であり、判例は例外的に国の賠償責任が肯定される場合があるとしているため、記述イは誤り。
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出典:法務省「令和4年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
