令和3年 司法試験 短答式 民法 第9問 解説
問題
共有に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.金塊の共有者は,分割をしない旨の契約をしていない場合には,いつでも,その動産の分割を請求することができる。
イ.共有物分割訴訟においては,共有者の全員が当事者とならなければならない。
ウ.共有物の分割を求める裁判において共有物の現物を分割することができないとき,又は分割によってその価格を著しく減少させるおそれがあるときは,裁判所は,その競売を命じなければならない。
エ.各共有者は,他の共有者が共有物の分割によって取得した物について,その持分に応じて担保の責任を負う。
オ.共有者の一人が,その持分を譲渡するためには,他の共有者の同意を得なければならない。
- ①ア エ
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④イ エ
- ⑤ウ オ正解
解説
要点
共有物分割の競売は『命じなければならない』のではなく『命ずることができる』(裁量的競売)という点、共有持分の譲渡には他の共有者の同意は不要という点を正確に押さえる。
結論
誤っているのはウとオであり、選択肢5が正しい。ウは競売命令が裁判所の裁量事項であるにもかかわらず『命じなければならない』としている点で誤り、オは持分譲渡に他の共有者の同意を要するとしている点で誤りである。
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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
