令和3年 司法試験 短答式 民法 第28問 解説
問題
組合に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.金銭を出資の目的とした場合には,その出資を怠った組合員は,その利息を支払うほか,損害の賠償をしなければならない。
イ.組合の債権者は,債権の発生の時に各組合員の損失分担の割合を知っていた場合であっても,その選択に従い,各組合員に対して等しい割合でその権利を行使することができる。
ウ.組合員の債権者は,組合財産について,その組合員の持分の限度で権利を行使することができる。
エ.組合契約において,当事者が損益分配の割合を定めなかったときは,利益及び損失は,各組合員に等しい割合で分配される。
オ.脱退した組合員は,その脱退前に生じた組合の債務について,従前の責任の範囲内で弁済する責任を負う。
- ①ア ウ
- ②ア オ正解
- ③イ ウ
- ④イ エ
- ⑤エ オ
解説
要点
組合の債権者による権利行使(675条2項)は、債権発生時に損失分担割合を知っていたか否かで結論が分かれ、知っていた場合はただし書により選択の余地なくその割合による。損益分配割合が未定の場合は出資価額に応じる(674条1項)のであって均等割合ではない点も要注意。
結論
正しいのはアとオであり、選択肢2が正解である。アは金銭出資を怠った組合員の利息支払義務・損害賠償義務(民法669条)、オは脱退組合員の従前責任の範囲での弁済責任(民法680条の2)を正確に述べている。
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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
