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令和3年 司法試験 短答式 民法 第12問 解説

令3司法 第12問民法その他の担保物権の過去問

問題

動産質権に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.同一の動産について,複数の動産質権を設定することはできない。 イ.動産質権者は,質権設定者に,自己に代わって質物を占有させることができない。 ウ.動産質権者は,占有している質物について必要費を支出しても,所有者にその償還を請求することはできない。 エ.動産質権者は,被担保債権の弁済を受けないときは,正当な理由がある場合に限り,鑑定人の評価に従い質物をもって直ちに弁済に充てることを裁判所に請求することができる。 オ.動産質権者は,被担保債権について利息を請求する権利を有するときは,その満期となった最後の2年分についてのみ,その質権を行使することができる。
  1. ①ア エ
  2. ②ア オ
  3. ③イ ウ
  4. ④イ エ正解
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
動産質権は同一動産に複数設定可能で順位は設定の前後による(355条)、質権者は設定者に代理占有させられない(345条)、必要費は留置権の規定準用で償還請求可(350条・299条1項)、簡易な弁済充当(354条)は正当な理由と裁判所への請求が要件、利息の2年分制限(375条)は抵当権の規定で動産質権には適用されない。

結論

正しいのはイとエであり、選択肢4が正解である。イは民法345条の直接規定、エは民法354条の簡易な弁済充当の規定にそれぞれ合致する。

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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。