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令和3年 司法試験 短答式 憲法 第17問ウ 解説

令3司法 第17問ウ憲法違憲審査制・憲法訴訟の過去問

問題

憲法訴訟に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。 ウ.a.最高裁判所が法令を違憲無効とする判決をした場合,その判決の効力が及ぶのは当該事件限りであり,違憲と判断された法律は当該事件の訴訟当事者との関係においてのみその適用を排除される。b.法的安定性を確保するためには,最高裁判所は,自らの法令違憲の判断の効力が及ぶ範囲を制限する旨説示できる。
  1. ①bの見解がaの見解の根拠となっている
  2. ②そうでない正解

解説

要点
aは個別的効力説(付随的審査制の性質から、違憲判決の効力は当然に当該事件限りとなる)であるのに対し、bは違憲判断の効力の及ぶ範囲を最高裁が自ら説示して制限できるとする主張であり、効力範囲が裁判所の判断に委ねられるという点でaの「当然に個別的効力にとどまる」という論理とは別物である。したがってbはaの根拠にならない。

結論

選択肢2が正しい。aは個別的効力説(違憲判決の効力は当該事件限りとなる)であるのに対し、bは最高裁が判決の効力の及ぶ範囲を自ら説示して制限『できる』とする主張である。bは効力範囲の確定を裁判所の判断に委ねるものであって、aのように制度上当然に当該事件限りとなるという説明を基礎づけるものではない。よってbはaの根拠にならない。

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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。