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令和3年 司法試験 短答式 刑法 第2問エ 解説

問題

住居侵入等の罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 エ.甲は,乙会社が所有するビルに窃盗に入る目的で,同ビルに接しており,同社が設置した門扉及び金網フェンスによって,同ビルの利用のために供されるものであることが明示され,部外者の出入りが制限されている敷地部分に立ち入ったが,同ビルに立ち入る前に警備員に取り押さえられた。この場合,甲には,建造物侵入未遂罪が成立するにとどまる。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
門扉や金網フェンスで区画され、建物の利用のために供されることが明示され部外者の立入りが制限された敷地(囲繞地)は建造物の一部であり、そこに立ち入った時点で建造物自体に立ち入らなくても建造物侵入罪は既遂に達する。

結論

甲は、ビル本体には立ち入っていないが、門扉・金網フェンスによって当該ビルの利用に供されるものと明示され部外者の立入りが制限された敷地(囲繞地)に立ち入った時点で、建造物侵入罪の既遂が成立する。したがって「未遂罪が成立するにとどまる」とする記述エは誤りであり、選択肢2が正解となる。

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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。