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令和3年 司法試験 短答式 刑法 第2問ウ 解説

問題

住居侵入等の罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.甲は,強盗の目的で,面識のない乙方に行き,その意図を隠しながら,玄関前で,「こんばんは。」と挨拶したところ,これを知人による来訪と勘違いした乙が,「どうぞ入ってください。」と答えたので,乙方内に立ち入った。この場合,甲には,住居侵入罪は成立しない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
住居侵入罪における「侵入」とは居住者の意思に反する立入りをいい、強盗目的を秘して得た外形上の承諾は真意に基づく承諾とはいえないから、形式的に「どうぞ」と言われて立ち入っても住居侵入罪が成立する(最大判昭和24年7月22日)。

結論

選択肢2(誤っている)が正しい。乙の承諾は甲が強盗目的であることを知らない錯誤に基づくものであり、真意に基づく有効な承諾とはいえないから、甲には住居侵入罪が成立する。したがって「住居侵入罪は成立しない」とする記述ウは誤りである。

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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。