SaySayLaw無料で演習する

令和3年 司法試験 短答式 刑法 第2問ア 解説

問題

住居侵入等の罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.甲は,警察署の敷地内に駐車中の捜査用車両のナンバーを把握しようと考え,外部から同敷地内への交通を制限するために設置され,内部をのぞき見ることができない構造になっている高さ2.5メートル,幅0.2メートルの同警察署の塀をよじ登り,その上に立った。この場合,甲には,建造物侵入未遂罪が成立するにとどまる。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
建物とその敷地を他から画し外部からの干渉を排除する作用を果たす塀は、それ自体が「建造物」の一部を構成し、これによじ登って上に立つ行為は既に「侵入」に当たり既遂となる。未遂にとどまるという判断は誤り。

結論

甲が警察署の塀によじ登り、その上に立った行為は建造物侵入罪の既遂に当たり、未遂罪が成立するにとどまるとする記述は誤りである。よって選択肢2が正しい。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。