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令和2年 司法試験 短答式 憲法 第1問ウ 解説

令2司法 第1問ウ憲法人権総論・享有主体の過去問

問題

外国人の人権に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。 ウ.a.憲法第22条第2項は,「何人も」との文言を用いているため,国籍離脱の自由は,我が国に在留する外国人にもその保障が及ぶ。b.憲法による基本的人権の保障は,権利の性質上日本国民のみをその対象としていると解されるものを除き,我が国に在留する外国人に対しても等しく及ぶ。
  1. ①bの見解がaの見解の根拠となっている
  2. ②そうでない正解

解説

要点
aとbが同じ方向の結論に見えても、bの論理がaを導いているかを確認する。本肢ではaは文言(「何人も」)を根拠とするのに対し、bは性質説であり、しかも国籍離脱の自由は性質上日本国民のみを対象とすると解するのが一般的であるから、bはaの根拠とならない。

結論

aは憲法22条2項の「何人も」という文言を根拠に国籍離脱の自由が外国人にも及ぶとしているのに対し、bは権利の性質に着目する性質説(マクリーン事件判決の規範)を述べたものである。両者は論拠の次元が異なるうえ、bを前提とすると国籍離脱の自由についてはむしろaと逆の結論が導かれうる。したがってbはaの根拠になっておらず、正解は選択肢2である。

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出典:法務省「令和2年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。