SaySayLaw無料で演習する

令和2年 司法試験 短答式 刑法 第8問オ 解説

問題

公務執行妨害罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 オ.甲は,税務調査を免れるため,同調査のため甲方に来た所轄税務署職員乙の顔面を殴った。その際,乙は,規則により調査時に携帯が義務付けられている検査章を携帯していなかったが,甲がその呈示を求めることはなかった。乙に規則違反があった以上,乙の調査は職務の権限外の行為であり,甲に公務執行妨害罪は成立しない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
検査章(身分証明書)の携帯・呈示義務は、相手方から呈示を求められた場合に果たすべき義務であり、求められていないのに携帯・呈示していなかったというだけでは、直ちに職務執行が違法(権限外)になるわけではない。

結論

選択肢2(誤り)が正しい。検査章の携帯規則違反があっても、甲がその呈示を求めていない以上、そのことだけで乙の調査が職務の権限外の行為(違法な職務執行)になるわけではなく、公務執行妨害罪の成立を否定する理由にはならない。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和2年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。